令和5年3月24日

「学校における不審者侵入防止に関する取組」への支援について

 先般、埼玉県の中学校に刃物を持った不審者が侵入し、教員に危害を加える事件が発生したことを受け、文部科学省は、「不審者の侵入事案を受けた学校安全の確保に向けた対策」を公表しました。
 その中の「学校における不審者侵入防止に関する取組」の一つとして、

警察直通の非常通報装置の効果的な活用

 警察直通の非常通報装置の設置を進めることは、児童生徒・保護者、また、教職員の心理的な安心に繋がるとともに、全国での設置が進むことは、不審者の学校侵入に係る心理的な抵抗感を高めることにも資すると考えられます。非常通報装置の整備は、学校施設環境改善交付金及び私立学校施設整備費補助金において補助対象となっておりますので、積極的に活用いただき、配置を進めていただきますようお願いいたします
 また、学校等が非常通報装置を設置する際、警察や知識経験を有する関係防犯団体等と連携を図ることで、設置に当たっての必要な支援や、非常通報装置を活用した不審者対応訓練等に対する指導・助言など効果的な活用のための支援が受けられます。詳しくは警察や地域の関係防犯団体等に御連絡ください。
(文部科学省「学校安全ポータルサイト」https://anzenkyouiku.mext.go.jp/より抜粋)

を掲げ、学校等に警察直通の非常通報装置の設置を促すとともに、「知識経験を有する関係防犯団体」等から装置設置に当たっての支援やその効果的な活用のための支援が受けられるとしています。
 日本防災通信協会(略称:日防災)は、警察と連携して警察直通の非常通報装置(『110番非常通報装置』)の普及と、その効果的な活用を図ることにより、安全で安心して生活できる社会の実現に寄与することを目的に、東京都千代田区に本部を置き、全国46都道府県(大阪府を除く)に支部を置いて活動している公益財団法人です。
 日防災では、

  • 警察直通の非常通報装置の設置に当たっての支援
  • 非常通報装置を活用した不審者対応訓練を実施する際の助言、警察との調整など装置の効果的な活用のための支援
  • その他施設の防犯対策全般に関する助言

など施設の防犯対策向上に向けた様々な支援活動を行っています。
 警察直通の非常通報装置の設置を検討されている方はもとより、既に装置が設置されている場合でもその効果的な活用など施設の防犯対策向上に向け日防災が行う支援活動にご関心のある方は、下記までお気軽にお問い合わせください。

なお、当協会が行う支援活動の内容については、下記をご参照ください。

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